ウォールナット

ウォールナットは世界三大銘木の1つで、マホガニーとチークに並び称される、高級木材です。主な産地は北米やカナダで、厳しい寒さの中でゆっくりと成長するので、固く重厚感があります。

また、耐久性・耐水性に優れ、反りや狂いも少ないことから、建材や家具材のほか楽器にも利用されています。中心部の心材は濃く深みのある褐色ですが、辺材は白っぽく、その濃淡を生かした家具も人気があります。

ウォールナットは紫外線に当たることで明るい茶色に変化していくため、使い続けることで得られる風合いも楽しめます。日本では同じクルミ科の樹種にオニグルミがありますが、重厚感のあるウォールナットとは異なり、明るく白っぽい色で素朴な印象が持ち味です。