建築用語集

い草

い草

い草とは、単子葉植物イグサ科の植物のことを指します。別名では「トウシンソウ」(燈芯草)とも呼ばれます。湿地や浅い水中で成長する多年草です。
い草は日本において古くから畳表やゴザの原料として広く活用されてきました。

日本国内では熊本県がい草の主要な産地で、国産畳表の8~9割のシェアを誇ります。しかし、近年は外国産の安価な畳表が多く輸入されるようになり、国産畳表の割合は20%前後にまで低下しています。

近年では、い草の香りによる「リラックス効果」が注目されています。自然素材の見直しや健康志向の高まりに伴い、新たな「い草」の需要が創出されてきています。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。