建築用語集

アスベスト

アスベスト(石綿)は、天然の鉱石の中に含まれる繊維状の鉱物。日本では「せきめん」または「いしわた」とも呼ばれます。アスベストは蛇紋石系と角閃石系に分類されます。

耐久性や耐熱性などに優れた性質を有していることから古くは建材として広く活用されていました。しかし、アスベストは肺がんやアスベスト疾患などの重い病気を引き起こすことが判明したことで、1970年代から使用禁止となっています。現在でも古い建物にてアスベストが使用されているものが存在していることから、建物解体時のアスベスト対策が義務付け・規定されています。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。