建築用語集 カラマツ
カラマツ(落葉松、唐松、 学名 : Larix kaempferi )は、 マツ科カラマツ属の落葉針葉樹です。日本の主要な林業樹種で東北地方南部・関東地方・中部地方の亜高山帯から高山帯に分布しています。
カラマツは、硬くて強度が高く、耐久性や耐火性にも優れています。若い材は乾燥後の割れやねじれが生じやすいため、主に梱包材や仮設材として活用されています。
カラマツは繊維が螺旋状に育つため、木目が美しく、色合いも赤みがかっているのが特徴です。この特徴を生かした床・壁などの内装材や家具などの用途としても利用されています。
近年、ねじれの弱点を補うために杉材を組み合わせたハイブリッド材が建材用途として利用が期待されています。
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<監修>
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榑林 宏之
- 一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
- 中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。