建築用語集

桐

桐とは、ゴマノハグサ科の落葉高木のことを指します。古くから各地で植栽されています。葉は大きな広卵形で、初夏には円錐状の淡紫色の花を咲かせます。

桐材は「家具、楽器、箱、木炭など」の用途にて広く活用されています。主なる特徴として、桐材は日本の木材の中で最も軽く、非常に柔らかい木材であることが挙げられます。

また、桐材の内部には蜂の巣のような細かな空洞が無数に存在しています。空洞にわずかな水分を吸収することによる、吸湿性・保湿性を発揮します。

さらに、桐には「タンニン」「パウロニン」「セサミン」とよばれる成分が含まれており、優れた抗菌・防腐効果を発揮します。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。