建築用語集

ダイヤフラム

ダイヤフラム

ダイヤフラム(diaphragm)とは、柱と梁の接合部(仕口)に入れる鉄骨のプレートのことです。垂直に伸びる柱を横断するように水平に設置するため、横隔膜の意味するダイヤフラムと呼ばれています。

鉄骨の柱は圧縮力や引っ張る力に弱く、ただ梁を接合させただけでは構造的に弱いものになってしまいます。柱と梁との接合部にダイヤフラムを入れることで、垂直方向と水平方向への力を逃がすことができ、堅固な構造体になります。

ちなみに、柱と梁の接合部を一体化させた構造をラーメン構造といい、柱や梁ではなく壁で天井を支える構造を「壁式構造」といいます。マンションは、このどちらかの構造が採用されています。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士