建築用語集

千鳥

千鳥とは、上下や左右を揃えず、互い違いに配置・施工することをいいます。酔って歩く様子を「千鳥足」と表現することがありますが、これは鳥のチドリが、足を交差させてジグザグに歩くことに由来しているといわれています。建築の場面において、強度を増すために石膏ボードなどを互い違いに張ることがありますが、これを「千鳥張り」といいます。

ほかにも釘やビスを打つ際に、わざとジグザグにすることを「千鳥打ち」や「千鳥掛け」ともいいます。チェック柄の一種に「千鳥格子」がありますが、チェックを斜めに崩すことで、千鳥が飛んでいるように見えることからこのように呼ばれています。日本では千鳥を「千取り」と語呂合わせして、縁起の良い柄として古くから親しまれています。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士