建築用語集

花梨

花梨(かりん)とはマメ科の広葉樹で、のど飴などに使われているバラ科のカリンとは別の樹木です。おもに東南アジアやアフリカ、南アメリカの熱帯地域に広く分布しており、ニューギニアローズウッドやインドシタンと呼ばれることもあります。木目である縞状の模様が非常に美しく、世界的にも高級木材として評価されています。

心材は黄色褐色や橙褐色、赤褐色で、磨くことで光沢が出るのが特徴です。比較的硬く強度と耐久性がありますが、乾燥により狂いやすいため、ゆっくり乾燥させる必要があります。建材として使用するよりは、内装の装飾部分や家具に使われることが多く、床の間の床柱や床材、鴨居のほか、和ダンスや仏壇、寄木細工、楽器などに使用されています。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士