建築用語集

寒冷紗

寒冷紗

「寒冷紗(かんれいしゃ)」は、ポリエステルやビニロン(PVA)などの合成繊維を粗く平織りした布で、軽量ながら丈夫さを備えています。名称は「寒冷=寒さから守る」「紗=粗く織られた布」に由来しています。主な用途は農業で、苗の霜よけ・日よけ・防虫・防風・乾燥防止など目的も多岐にわたります。網目状の構造により空気や光、水を適度に通すため、被覆(ひふく)した状態で水やりができ、作物の生育環境を安定させます。建築や土木現場では、養生や遮光、工業製品の簡易カバー、美術品の保護布としても活用されます。近年では、気候変動への対策や農薬削減の観点から、持続可能な農業を支える重要な資材として再評価されています。

建材・資材・建具に関する用語

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<監修>

  • 塩野 良 (しおの まこと)

    ■資格
    一級建築士、管理建築士

    1979年生まれ。一級建築士事務所シオノマコトアーキテクツ代表。東洋大学工学部建築学科卒業後、総合建築設計事務所にて教育施設・福祉施設・住宅・店舗・オフィスビル・機械製作工場など、幅広い用途の建築設計・監理業務に携わる。

    現在は医薬、飲料・食品プラントエンジニアリング会社にて、建築設計から施工管理までを担当し、全国各地の様々な工場立ち上げに関与。
    実務経験を通じて、機能性を重視した意匠性の高い空間づくりを追求している。

    個人事務所では、これまでの経験を活かした執筆活動から、住宅設計やリノベーション、移動式住宅の設計、工場敷地の遵法化調査・是正提案なども手がけ、クライアントの多様なニーズに寄り添った提案を心がけている。

    人と環境にやさしい建築を目指し、ユーザーの視点を大切にした設計を信条としている。ユーザーの日々の暮らしに寄り添い、喜んでもらえる建物をつくることが、建築士としての喜びであり原動力となっている。