建築用語集

発生材

発生材

発生材(はっせいざい)とは、建築現場で発生する廃棄物や、使いきれなかった材料のことです。具体的には、解体工事で発生するコンクリート片やレンガ、木材の端材、金属くずなどがあります。また、新築工事やリフォームでは、余った石膏ボードや断熱材、壁紙、塗料の容器、配管の切断部分も含まれます。
発生材をそのまま廃棄すると環境への影響が懸念されるため、分別やリサイクルが重要です。たとえば、コンクリート破片を砕いて再生骨材として道路や建物の基礎に利用され、木材の端材はチップに加工されてパーティクルボードやバイオマス燃料に再利用されます。こうした有効活用により、環境負荷の軽減と持続可能な社会に貢献しています。

建材・資材・建具に関する用語

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者