建築用語集

ワニス

ワニス

ワニスとは、木材や金属、絵画などの表面を保護するために塗布される仕上げの塗料であり、透明または半透明の色調です。樹脂や油、溶剤が主成分で、木製家具や楽器、床材の表面に施され、美しい木目を活かしつつ、硬い皮膜を形成し、耐水性や耐摩耗性、耐熱性を高める効果があります。
ワニスの種類には油性、樹脂性、水性などがあり、用途や仕上がりに応じて使い分けられています。 深みのある艶が特徴の油性ワニスの場合、耐久性が高い一方で乾燥に時間がかかることがあります。臭いが少ない水性ワニスは乾燥時間が短く、環境負荷が低いため、近年注目されています。また、屋外の木材保護にも使用され、紫外線や湿気からの劣化を防ぎます。

  • ニス

建材・資材・建具に関する用語

カテゴリから探す

<監修>

  • 塩野 良 (しおの まこと)

    ■資格
    一級建築士、管理建築士

    1979年生まれ。一級建築士事務所シオノマコトアーキテクツ代表。東洋大学工学部建築学科卒業後、総合建築設計事務所にて教育施設・福祉施設・住宅・店舗・オフィスビル・機械製作工場など、幅広い用途の建築設計・監理業務に携わる。

    現在は医薬、飲料・食品プラントエンジニアリング会社にて、建築設計から施工管理までを担当し、全国各地の様々な工場立ち上げに関与。
    実務経験を通じて、機能性を重視した意匠性の高い空間づくりを追求している。

    個人事務所では、これまでの経験を活かした執筆活動から、住宅設計やリノベーション、移動式住宅の設計、工場敷地の遵法化調査・是正提案なども手がけ、クライアントの多様なニーズに寄り添った提案を心がけている。

    人と環境にやさしい建築を目指し、ユーザーの視点を大切にした設計を信条としている。ユーザーの日々の暮らしに寄り添い、喜んでもらえる建物をつくることが、建築士としての喜びであり原動力となっている。