建築用語集

ワニス

ワニス

ワニスとは、木材や金属、絵画などの表面を保護するために塗布される仕上げの塗料であり、透明または半透明の色調です。樹脂や油、溶剤が主成分で、木製家具や楽器、床材の表面に施され、美しい木目を活かしつつ、硬い皮膜を形成し、耐水性や耐摩耗性、耐熱性を高める効果があります。
ワニスの種類には油性、樹脂性、水性などがあり、用途や仕上がりに応じて使い分けられています。 深みのある艶が特徴の油性ワニスの場合、耐久性が高い一方で乾燥に時間がかかることがあります。臭いが少ない水性ワニスは乾燥時間が短く、環境負荷が低いため、近年注目されています。また、屋外の木材保護にも使用され、紫外線や湿気からの劣化を防ぎます。

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<監修>

  • 塩野 良

    一級建築士/管理建築士
    2001年に東洋大学工学部建築学科を卒業後、総合建築設計事務所で工場(機械)、倉庫、オフィスビルから店舗内装や住宅まで設計・監理などを経験 。その後、プラント系エンジニアリング会社にて食品工場専門の建築士として、設計から工事まで幅広く携わるほか、個人で建築事務所の運営も行っている。