建築用語集

上端

上端

上端(うわば)とは、柱や梁、壁、基礎など建物を支える部材の一番上の部分を指す建築用語です。建物の水平の基準や精度に直結する重要な箇所。たとえば、椅子の脚の長さがバラバラだと座面がぐらつくように、コンクリート基礎の上端が不ぞろいだと、その上に置く土台や柱に影響し、建物全体が傾いたり壁が曲がったりします。
また、仕上げ材の高さを揃えるための基準にもなり、現場では「梁のうわばを揃えて」などと使われます。高さを統一することで、見た目の美しさ・仕上がりの均一さを確保することが可能です。見えにくい部分ですが、正確な施工や建物の耐久性、美しさを保つために欠かせない重要な要素で職人の技術と現場管理が非常に重要です。

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者