建築用語集

ラワン

ラワン

ラワンとは、フィリピンやインドネシアなどの東南アジア原産の広葉樹であり、建築や家具製造など幅広く使われている木材の一つです。素材は硬く丈夫であり、加工がしやすく、表面の仕上がりも美しいため、合板やフローリング、内装材、家具材など多用途に適しています。
また、ラワン合板は耐久性と強度があり、住宅の壁材や天井材、キャビネットなどの製作で用いられています。色調は淡い赤褐色から黄褐色で、木目がはっきりしているため、自然な風合いを活かしたデザインにも適切です。
環境保護の観点から、ラワンの伐採には管理が必要とされ、持続可能な森林管理のもとでの利用が推奨されています。

  • ラワン材
  • ラワン合板

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<監修>

  • 塩野 良

    一級建築士/管理建築士
    2001年に東洋大学工学部建築学科を卒業後、総合建築設計事務所で工場(機械)、倉庫、オフィスビルから店舗内装や住宅まで設計・監理などを経験 。その後、プラント系エンジニアリング会社にて食品工場専門の建築士として、設計から工事まで幅広く携わるほか、個人で建築事務所の運営も行っている。