建築用語集

節

木の「節(ふし)」とは、樹木の成長過程で枝が幹に取り込まれた跡であり、木目の中に現れる丸い模様や硬い部分を指し、木材の個性や表情を左右する重要な要素です。節には、「生節(いきぶし)」と「死節(しにぶし)」の2種類が存在します。生きた枝が幹に包まれた生節は、周囲の組織と密着しているため抜けにくく、構造材としても比較的安定しています。一方、枯れた枝が幹に取り込まれた死節は、乾燥などで抜け節(穴)になりやすく、強度の低下を招くことがあります。建築の構造材には節の少ない材が適していますが、内装や家具では、節の模様を自然素材ならではの意匠として活かすことがあります。節は強度や美観に影響するため、使用用途に合わせた選別が重要です。

建材・資材・建具に関する用語

カテゴリから探す

<監修>

  • 塩野 良 (しおの まこと)

    ■資格
    一級建築士、管理建築士

    1979年生まれ。一級建築士事務所シオノマコトアーキテクツ代表。東洋大学工学部建築学科卒業後、総合建築設計事務所にて教育施設・福祉施設・住宅・店舗・オフィスビル・機械製作工場など、幅広い用途の建築設計・監理業務に携わる。

    現在は医薬、飲料・食品プラントエンジニアリング会社にて、建築設計から施工管理までを担当し、全国各地の様々な工場立ち上げに関与。
    実務経験を通じて、機能性を重視した意匠性の高い空間づくりを追求している。

    個人事務所では、これまでの経験を活かした執筆活動から、住宅設計やリノベーション、移動式住宅の設計、工場敷地の遵法化調査・是正提案なども手がけ、クライアントの多様なニーズに寄り添った提案を心がけている。

    人と環境にやさしい建築を目指し、ユーザーの視点を大切にした設計を信条としている。ユーザーの日々の暮らしに寄り添い、喜んでもらえる建物をつくることが、建築士としての喜びであり原動力となっている。