建築用語集

沓摺

沓摺

沓摺(くつずり)とは、玄関ドアの足元に設けられる下枠部分で、主な素材には、アルミ、ステンレス、木、樹脂などが使われています。特に玄関や室内の出入口で用いられ、段差を抑えるとともに、見た目を整える役割があります。
また、靴で踏んでも傷みにくく、汚れや水から床を保護することが可能です。
バリアフリー設計では段差を3mm以下にすることが求められているため、沓摺の設置で床とのつながりを滑らかにできます。
部屋ごとにフローリングを貼り分ける場合は、段差処理が可能です。
近年では、シックハウス症候群対策として24時間換気が義務化され、沓摺のないアンダーカット仕様の室内ドアによって効率的な換気が行われています。

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者