建築用語集

台輪

台輪

台輪(だいわ)とは、収納などの下部に設ける土台のような部材で、本体と床の間に取り付けて使います。主に安定性を高めたり、床との段差を吸収したりする目的があります。家具の下をぐるりと囲む部材という意味合いから台輪と、呼ばれるようになったとされています。キッチンの下台や造作収納の下に台輪を、設けることで、見た目がスッキリし、掃除がしやすくなるほか、無理のない姿勢で使える高さに調節できるため、体にも優しい設計が可能です。
昔の和家具や神輿などにも台輪の構造が見られ、重みを支える役割を担ってきた歴史があります。現代でも造作家具やシステム収納に多く用いられる大切な部分です。

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者