建築用語集

グルニエ

グルニエ

グルニエ(grenier)とは、フランス語で屋根裏部屋や物置をさす言葉で、日本においてもほぼ同義で使われます。建築基準法では、下階の床面積の1/2以下、天井高が1.4ⅿ以下、昇降用のはしごは固定しない、換気を目的とする窓を床面積の1/20以下にするなどの条件を満たすことで、小屋裏物置等の扱いになります。

用途は収納に限られますが、階とはみなされず床面積にも算入されないため、容積率が上限ギリギリの場合でも、グルニエを設けることで収納スペースを増やすことができます。グルニエに似た空間にロフトがありますが、天井と屋根の間のスペースをグルニエ、床と天井の間に一部床を設けて、中2階のように使うスペースのことをロフトといいます。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士