建築用語集

庇

庇とは、窓や玄関の開口部の上に設置される小型の屋根のことです。庇には窓や扉から雨が入り込むことを防いだり、日光が直接入るのを遮ったりする役割があります。
また、庇があることで外壁に直接雨だれが付きにくく、壁の汚れを防ぐこともできます。

同様の役割を果たすものに軒がありますが、庇は窓や玄関の上部に付ける小型の屋根であるのに対し、軒は屋根の一部である点が違いです。

庇のような建物から突き出した部分は、外壁の中心線から1m以上突き出ている部分は建築面積に含まれます。建築面積とは、概ね建物の外壁またはこれに代わる柱の中心線で囲まれた水平投影面積のことであり、建ぺい率の算定に用いられる面積となります。建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことです。

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<監修>

  • 竹内 英二

    有資格
    不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士