建築用語集

縁(えん)

縁(えん)とは、和風建築の畳敷きの外側に設けた板敷きの部分をいいます。ガラス戸や雨戸の内側に設ける場合は縁、外側に設ける場合は、濡れることから濡れ縁と区別することもあります。最近では洋風住宅にも、独立した濡れ縁を掃き出し窓の外側に置くことがあります。腰を掛けてベンチのように使うことができ、掃き出し窓の出入りの際にも便利です。木製以外にアルミ製や樹脂製のタイプもあり、ホームセンターなどでも購入できます。

ウッドデッキに比べると奥行きが浅く、地面に直置きのタイプが多いです。縁を「ふち」と読む場合は、へりや先端、外周部分を意味します。天井と壁の境目に設ける部材を廻り縁といいますが、異なる面が接する箇所は施工が難しいため、仕上がりの精度を上げるために設置するものです。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士