建築用語集

暖簾

店先や部屋の境界に日よけもしくは目隠しを目的に吊り下げる布のことです。「のれん」と読みます。元々は冬場の寒さを防ぐために禅堂の入り口に掛けた布のことであり、暖かい簾(すだれ)という意味がありました。

「暖」には「ノン」という読み方もあり、「のんれん」と読まれていたものが変化して「のれん」になったとされています。暖簾は店先に垂らされることから、そのうち商店の営業の目印とされるようになり、商店の信用や格式をも表すようにもなりました。会計上は、営業権のことを「のれん」と呼ぶこともあります。

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<監修>

  • 竹内 英二

    有資格
    不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士