建築用語集

屋根伏図

屋根伏図

屋根伏図(やねふせず)とは、住宅を真上から見たときに屋根の形や勾配、棟(屋根の最も高い部分)、軒の出、雨水の流れる方向などを示した図面であり、いわば「屋根の地図」です。棟や谷、軒先の位置、屋根勾配の方向が一目でわかり、雨水の流れや日当たり、メンテナンス性を確認する際に役立ちます。瓦や金属板など、材質ごとの表現方法や、太陽光パネルの設置位置も含めて記載されることが一般的です。
たとえば、片流れ屋根の場合はシンプルで太陽光パネルを効率よく設置でき、寄棟屋根は四方から屋根がかかるため風に強く安定感があります。このように屋根伏図を確認することで、デザイン性・住まいの機能性・暮らしやすさにも関わる要素を理解することができます。

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者