建築用語集

開口部

開口部(かいこうぶ)とは、建築物において解放された部分のことを意味しています。一般的には採光・換気を目的とした「窓」及び通行用途の「出入口・扉」が対象です。
開口部は断熱性や耐震性など建物の機能性に大きな影響を与える重要な要素のため、設計上の配慮が必要です。

開口部には多くの種類が存在していますので、あくまでも一例となりますが、代表的な「窓(開口部)」は以下の通りです。

●引き違い窓:2枚以上の戸を溝やレールにはめて、横方向に開閉する窓
●上下スライド窓:引き違い窓を90度回転させたような形状。2枚の戸を上下にスライドさせて開閉する窓
●すべり出し窓:窓枠の上下または左右に溝がついており、この溝に沿わせて戸を押し出す形で開閉する窓
●倒し窓:窓の下部に蝶番などを留め、上部を倒して開閉する窓
●掃き出し窓:窓の下端が足元や床に届いている形状。庭やベランダなど屋外と繋がっている窓
●腰高窓:一般的な大人の腰の高さに窓の下端がくるもので、室内に自然光を取り込む他、換気の用途として使用する窓
●出窓:壁よりも外側に突き出した窓
●天窓:主に採光用途として使用。屋根部分に取り付けられる窓

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。