建築用語集

熱伝導率

熱伝導率とは、物質の熱の伝わりやすさを表す値のことです。熱は高いところから低いところへと移る特徴があり、値が小さいほど熱が伝わりにくく、断熱性能が高いということになります。

物質の中でも金属は熱伝導率が大きく、木材や樹脂、水は金属の1/100、空気はそのまた1/10といわれています。
熱伝導率を表す単位はW/(m・K)で、建物の断熱材として使用するのは0.1W/(m・K)より小さいものです。ちなみに断熱材としてよく使われるものにグラスウールやロックウールがあり、木材を加工したインシュレーションボード、現場で吹き付ける硬質ウレタンフォームなどがあります。
それぞれにメリットやデメリットがあるため、採用する際はそれぞれの特徴を把握するようにしましょう。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士