建築用語集

板の間

板の間

板の間(いたのま)とは、畳敷きの部屋の床を板張りにした空間を指します。昔ながらの日本家屋では、居間や客間は畳敷きが一般的で、毎日出入りする玄関土間に続く空間・台所・水回り・脱衣所などには畳を敷かず、杉やヒノキといった木の板を張る「板の間」がよく設けられていました。
また、畳は湿気や汚れに弱い特性があるため、生活の中で汚れやすい部分を板張りにすることでお手入れがしやすく、耐久性も向上するという利点があります。現在の住宅では、「フローリング」という呼び方が一般的ですが、和風住宅では板の間という言葉の方が雰囲気に合います。縁側や廊下に板の間を取り入れると、日差しを感じながらくつろげる空間が生まれます。

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者