建築用語集

レンタブル比

レンタブル比

レンタブル比とは、ビルやテナントなどの建物において、全体面積のうち貸出可能な面積の割合を示す指標です。計算式は、「レンタブル比(%)= 貸室面積 ÷ 全体面積 × 100」となります。 1フロア100㎡のビルで共用廊下やトイレなどを除いた貸室部分が70㎡の場合、レンタブル比は70%です。この数値が高いほど、無駄なく活用可能な面積が多く、家賃収入を得られるスペースが広いため、収益性の高い建物といえます。
逆に、共用部が広すぎると貸せる面積が減るため、収益性が下がります。収益物件やオフィスビルなどでは見た目の広さだけでなく、貸し出してどれだけ収益を上げられるかを判断する材料として、レンタブル比を考えることが非常に重要です。

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<監修>

  • 今西 千登瀬 (いまにし ちとせ)

    ■資格
    宅地建物取引士、2級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、賃貸管理業務主任者、ライフオーガナイザー1級、リビングスタイリスト1級、ホームステージャー2級、他多数。

    1979年、東京都出身。東京ファンライフ不動産 代表。

    大学時代に空間デザインを学び、大手建材メーカーにて住まいのコンサルタントを経験。
    その後、不動産仲介・住空間提案に携わり、現在は「子育て住空間コンサルタント」として活動。
    これまでに手がけた住宅提案は 1万件以上 にのぼり、豊富な経験をもとに一人ひとりに合った住まいと暮らしを提案している。

    住生活全般をカバーする幅広い専門性を強みに、快適で美しく、ライフスタイルに寄り添った住空間づくりを行っている。

    また、SNSやコラム、YouTubeなどを通じて40代女性に向けた「からだ・心・地球にやさしい暮らし」を発信。美容・睡眠・セルフケアといったテーマも融合し、より心地よく軽やかに暮らせるライフスタイルを提案している。