建築用語集

内寸

内寸

内寸(ないすん)とは、建築や家具の設計・施工において、部屋や収納スペースなどの内部で実際に使える寸法です。部屋の壁の内側から内側までの長さや幅、高さが内寸に該当し、「実際に物を置いたり人が動くことができる空間の大きさ」を指します。
内寸の情報は、家具の配置や収納物のサイズを決める際に非常に重要であり、空間を有効活用するための基準となります。ただし、外壁や構造体の厚みを含まないため、外側の寸法(外寸)とは異なります。
たとえば、建物の壁の厚さがある場合、内寸は外寸よりも小さくなるのが一般的です。設計図や施工図面では、内寸を正確に採寸し記載することで、完成後に計画通りの間取りが実現します。

  • 有効寸法
  • 実寸
  • 内法寸法

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<監修>

  • 塩野 良

    一級建築士/管理建築士
    2001年に東洋大学工学部建築学科を卒業後、総合建築設計事務所で工場(機械)、倉庫、オフィスビルから店舗内装や住宅まで設計・監理などを経験 。その後、プラント系エンジニアリング会社にて食品工場専門の建築士として、設計から工事まで幅広く携わるほか、個人で建築事務所の運営も行っている。