建築用語集

図面青焼き

図面青焼き

図面青焼き(ずめんあおやき)は、建築や土木の設計図面を複写するための技術の一つであり、コピー機やプリンターが普及する以前に、設計図を複数の関係者に配布するための標準的な技術として使われていました。
青焼きは感光紙を使い、太陽光や紫外線を照射して設計図を白地に青い線で複写します。耐久性があるため、長期間保存や現場での使用に適していますが、一方で複写には手間と時間がかかるため、現在ではデジタル化やカラー印刷に置き換えられています。
青焼きの後継として白地に黒線の「白焼き」やデジタル出力が一般的になり、現在の建築業界の図面管理や共有の効率化に寄与しています。

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<監修>

  • 塩野 良

    一級建築士/管理建築士
    2001年に東洋大学工学部建築学科を卒業後、総合建築設計事務所で工場(機械)、倉庫、オフィスビルから店舗内装や住宅まで設計・監理などを経験 。その後、プラント系エンジニアリング会社にて食品工場専門の建築士として、設計から工事まで幅広く携わるほか、個人で建築事務所の運営も行っている。