建築用語集

継手

継手(つぎて)とは、2つの部材をつなぐ接合部、もしくは接合する方法や部材のことをいいます。接合する方法には、ボルトなどの金物を使って接合する機械接合や、接着剤でつなげる接着接合、熱や力を加えて接合する溶接があります。

水回りなどの配管と配管をつなぐ部材はジョイントやコネクターとも呼ばれ、直線的につなぐのか、90度の角度を付けるのかによって、使う部材も異なります。たとえば、T字やカーブのついた部材を使うことで継手で分岐させたり、つながる角度を変えることもできます。

木材をくぎや金物を使わずつなぐ場合は、木組みという工法により継手となる部分に切り込みを入れて噛み合わせます。土台や大引きなどによく使われるのは「腰掛け鎌継ぎ」で、蟻の頭のような突起(ほぞ)部分と腰掛けのように段差を設けて木材の仕口をつなぎます。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士