建築用語集

オーバーハング

オーバーハング

オーバーハング(overhang)は「張り出す・突き出す」を意味する言葉で、建築用語では下階よりも突き出した上階部分がある設計や構造のことをいいます。下に柱など支えるものはなく、空中に突き出たような形状になることから、片持ちとも呼ばれます。突き出た上階の下は、玄関ポーチや駐車場、テラスとして使われることが多く、雨よけの屋根の役割もします。

1階部分に基礎がない範囲まで2階の床面積を増やせるため、敷地面積が比較的狭い条件でも、延床面積を確保しやすくなります。ただし1階よりも2階の方が床面積が広くなることがほとんどのため、容積率が上限を超えないように注意しましょう。また、構造的に強度が必要になり、部分的にrc造にするなど工夫が必要になります。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士