ホールダウン金物
ホールダウン金物とは、主に木造軸組工法の建物で使用される補強金物の一つ。建物の耐震性を向上させることを目的に使用されます。
地震・台風・暴風時に、柱が土台や梁から抜けるのを防ぐために、柱脚(柱の下部)と柱頭(柱の上部)の両方に取り付けられます。
取り付け方式には、ボルトで取り付けるもの、釘で止めるもの、専用のビスで取り付ける方法があります。ホールダウン金物サイズは柱に生じる引き抜き力に応じて「10kN用・15kN用・20kN用・25kN用・35kN用」といった種類の中から選定します。
ホールダウン金物は、建築基準法に基づいて設置が義務付けられています。
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<監修>
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榑林 宏之
- 一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
- 中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。