防火構造
防火構造とは、建築物の周囲で発生する通常の火災による延焼を防ぐために、外壁または軒裏に防火上必要とされる性能を持つ構造のことです。
防火構造は、あくまでも周囲の延焼に対する非損傷性と遮熱性のみが要求される構造です。耐火構造との違いは、耐火構造は外部の火災に対してだけでなく内部で発生する火災に対しても非損傷性や遮熱性、遮炎性が要求される点が違いです。
防火構造とするには、耐力壁である外壁に、周囲の過熱に対して30分間、溶融や損傷のない非損傷性を持たせることが必要です。また、外壁と軒裏には30分間、屋内に面する加熱面以外の面の温度が可燃物の燃焼温度以上に上昇しない遮熱性が要求されます。
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<監修>
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竹内 英二
- 有資格
- 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士