建築用語集 ほぞ

ほぞの画像

「ほぞ」とは木材・石材などを接合するときに一方の材にあけた穴に差し込むために、他方の材の一端につくった突起のことです。
ほぞとほぞ穴によって木材などをつなぎ合わせる手法が「ほぞ継ぎ」です。ほぞには用途・形状によっていくつかの種類があります。

・平ほぞ
かまちを枠組みする時に多く用いられる。両胴付き、三方胴付き、四方胴付きなどがある

・止めほぞ
短いほぞで、長さは木材の大きさにより決まる。ほぞ穴側木材の幅より短くして、ほぞを隠す

・通しほぞ
長いほぞで、木材を貫通する。両端から見えるのが特徴

・雇ほぞ
2つの木材にほぞ穴を作り、別の木材を差し込む

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。