建築用語集 不陸

不陸の画像

「不陸」とは、切土・盛土などの路盤面や構造物の仕上がり面及び建材の接合面が凸凹している状態を意味しています。
不陸は施工時のミスのほか、時間経過に伴う建材などの経年劣化によって発生します。また、不陸を修繕することを不陸調整や不陸整正と呼びます。鉄筋コンクリート造の建物施工時は、床・壁・柱などの躯体に不陸が生じることがあります。
不陸は多くのケースでは構造的な問題はなく、見栄えの問題として捉えられています。ただし、床の不陸の場合、仕上げ方法によっては不陸が機能上の大きな問題となるケースがあります。その場合は適切な方法にて不陸調整を行います。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。