建築用語集 スレート

「スレート」とは本来、粘板岩を薄板状に剥いだ(スライス加工)石板を意味していました。ただし、現代では繊維で強化した板状または波板状に成形したセメント板もあわせてスレートと呼んでいます。
それぞれ特性が異なるため、粘板岩をスライス加工した石板を「天然スレート」、セメントに繊維などを混ぜて作ったセメント板を「スレート(もしくは化粧スレート)」と呼び分けています。
スレートは内装建材・外装建材としても利用されますが、主に「屋根材」として活用されています。スレートを使用した屋根が「スレート屋根(もしくは天然スレート屋根)」です。
セメントを主成分とした「スレート(もしくは化粧スレート)」には、形や厚みの違いによって、「平板(へいばん)」「厚型スレート」「波型スレート」の3種類が存在しています。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。