建築用語集

うだつ

うだつ

町家は日本の伝統的な住居の1つであり、長屋形式で軒が連なる構造が特徴です。起源は平安時代にさかのぼり、室町時代から江戸時代にかけて「町家」の名称と現在の形態が確立されたとされています。特に京都では「京町家」として住居兼店舗のスタイルに発展しました。

町家の特徴の1つに、隣家との境に設けられた「うだつ」と呼ばれる防火壁があります。時代の流れによって装飾的な要素が強まり、裕福な家の象徴となりました。また、町家の間口が狭く奥行きのある敷地は、かつて徴税額が間口の幅で決定していたことが由来とされています。
通風や採光を工夫した坪庭や格子の配置には、先人の知恵が活かされた形で快適な住環境が実現されています。

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者