建築用語集

プラスターボード

プラスターボードは、石膏プラスターを板状に成形し、表面を特殊な紙で仕上げた建築材料です。主に建築物の室内壁や天井の下地材として使用されます。
プラスターボードは石膏ボードとも呼ばれ、安価で入手しやすい、施工性に優れている、耐火性・断熱性が高い、遮音性が高いなどのメリットがある一方で、点衝撃に弱い(破壊)、水分に弱い、カビが生えやすいなどのデメリットもあります。

プラスターボードには、用途や目的に応じて以下のような種類が存在します。

●石膏ボード(GB-R):スタンダードなプラスターボード。壁や天井の内装材として広く使用されています。
●強化石膏ボード:耐火性・耐衝撃性を向上させたプラスターボード。防火性能が求められる場所で使用されます。
●構造用石膏ボード:耐火性能・耐衝撃性に加えて、耐震性能を高めたプラスターボード。建物に掛かる力を支える耐力壁への使用に適しています。
●化粧石膏ボード:表面に塗装加工やデザインを施したプラスターボード。壁や天井の仕上げ材として使用されます。
●シージング石膏ボード:芯材および表面に防水加工を施したプラスターボード。キッチンや洗面室など湿度の高い場所で使用されます。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。