建築用語集

作業床

作業床

作業床とは、建築や工事現場において、作業員が安全かつ効率的に作業を行うために設けられる床面のことです。主に、高所や段差のある場所に設置されます。足場や作業スペースとして機能するため、建築工事や設備工事、メンテナンス作業において欠かせない設備の一つです。
耐荷重性、安定性、安全性が求められているため、鉄骨や鋼製の床板、木材、合板などの材料が用いられます。また、滑り止め加工や手すりの設置など安全対策が施されることもあるため、労働災害防止の面でも重要な役割を担います。
作業床の設置により作業範囲が広がることで、作業効率の向上と、質の高い作業が可能となるほか、作業環境の整備にも寄与します。

  • 朝顔
  • 足場床板
  • 作業床面

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<監修>

  • 塩野 良

    一級建築士/管理建築士
    2001年に東洋大学工学部建築学科を卒業後、総合建築設計事務所で工場(機械)、倉庫、オフィスビルから店舗内装や住宅まで設計・監理などを経験 。その後、プラント系エンジニアリング会社にて食品工場専門の建築士として、設計から工事まで幅広く携わるほか、個人で建築事務所の運営も行っている。