建築用語集

朝顔

建設工事現場で朝顔(あさがお)といえば、足場に取り付ける防護棚のことをいいます。上方から資材や部品が落下した際に、通行人に危害を与えないように設置するものです。足場から斜め上向きにせり出したように設置するため、その形状が花の朝顔に似ていることから朝顔と呼ばれています。

朝顔には設置基準があり、足場の高さが10ⅿ以上ある場合は少なくとも1段、20ⅿの場合は2段以上設置することが義務付けられています。また車道に面した建物に設置する場合は地上から5ⅿ以上の高さに、歩道に面する際は地上から4ⅿの高さに設置します。なお車道や歩道の上空に朝顔を設置するときは、道路管理者の許可が必要になるため、道路占用許可申請書を作成して道路管理者へ提出します。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士