建築用語集

建設現場で馬といえば、おもに4本足の作業台や作業足場、脚立のことをさします。形状が動物の馬の姿に似ていて、人が上に乗って使用することから名づけられたといわれています。また馬以外に、立ち馬や伸び馬、パイプ馬、馬脚立と呼ばれることもあります。馬に木材を置いてカンナを掛けたり、複数の馬を並べて置き、踏み板を渡して作業足場として使うこともでき、用途に合わせた形状やサイズがあるのも特徴です。

ほかにトラックに長い木材や大きなガラスを載せるときに、荷台に固定するために設置する架台を、馬や馬荷台、馬台とも呼びます。サイズや形状が少し異なりますが、4本足のスペーサーを馬と表現することもあります。スペーサーとは、一定の空間を空けるための部材で、例えば、基礎工事の際に鉄筋のかぶり厚(鉄筋を覆うコンクリートの厚さ)を確保するために使用します。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士