建築用語集

取り合い

取り合い

取り合いとは、建物の異なる部材同士が接する部分や、その接点の仕上げ方法を指す建築用語です。言葉の由来は、大工仕事で部材同士の「取り付き具合」や「接し方」を調整することからきています。
たとえば、外壁と屋根、床と壁、窓枠と壁など、素材や構造が異なる部分が接する場所が取り合いとなります。これらの部分は、雨漏りや隙間風、ひび割れの原因になりやすいため、丁寧な施工が求められます。
また、木造住宅の窓周りでは、サッシと外壁の取り合いに防水テープやシーリング材を使うことで、雨の侵入を防げます。見た目の仕上がりにも関わるため、細かな気配りが住まいの快適さと耐久性に大きく影響するといわれています。

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者