建築用語集

縁甲板(えんこいた・えんこういた)

縁甲板

縁甲板(えんこいた・えんこういた)とは、長手(ながて)方向を実矧(さねはぎ)加工した板を指します。単層フローリング(無垢材)の一種で一般的に長さ1.8m以上を「縁甲板」・それ以下の長さのものを「フローリング」と呼んでいます。
縁甲板は縁側(外廊下)の甲板として使われていたことが語源となっています。
縁甲板(無垢材)は、天然木本来の美しさや質感を味わえるのが特徴。ただサイズ(長さ、幅)が小さめの「フローリング」と比較して乾燥収縮による反りやむくりなどが生じやすく、各部材間や巾木などの取り合い部ですき間が生じることがあります。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。