建築用語集

砕石

砕石とは、大きな岩盤のかたまりを砕いて小さくしたものです。自然に作られるものではなく、大きな岩石を粉砕機を使って砕いた人工物で、角があり、形が不揃いなのが特徴です。

砕石には使用目的・使用場所によって適した砕石があり、主に以下のような種類が存在しています。

●単粒度砕石:粒度が詳細に規定された範囲にてふるい分けしたた砕石。主にコンクリートやアスファルトの原材料として使用されます。

●粒度調整砕石:破砕機で破砕後ふるいにかけて、粒の大きさを一定のサイズに整えた砕石。主に道路の上層路盤として使用されています。

●クラッシャーラン:岩石や玉石を破砕機で粉砕したままの状態で粒度調整をしていない砕石。主に道路・通路などの舗装工事の下層路盤材及び建物基礎底板の地盤安定材として使用されています。

●再生砕石:建築物などを解体する際に発生するがれき類・石類を砕いた石(砕石)。主に道路・駐車場の路盤材やレンガ敷きの基礎路盤などに使用されています。

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<監修>

  • 榑林 宏之

    一級建築士(BAUMPLANNING一級建築士事務所 代表)
    中堅ゼネコン設計部を経て独立、一級建築士として活動。自然環境への取り組み(自然との共生)の一環として自然災害・防災(主に地震災害・防災)研究及び啓蒙活動を推進しています。