斫り工事
斫り(はつり)工事とは、建築現場でコンクリートや石材などの硬質材料を削る、切り欠く作業のことです。設計・施工・管理の各段階で、精度と安全性を両立させる重要な工程の一つであり、主に開口部の形成、段差の調整、仕上げ面の成形、既存構造物の部分撤去で行われています。特に改修工事や解体工事では頻繁に見られる作業です。
施工方法には、タガネやハンマーによる手作業のほか、電動はつり機やウォータージェット、近年ではロボットアームなどの機械化技術も導入されています。騒音・振動・粉塵の発生が伴うため、周辺環境への配慮や安全対策が不可欠です。また、構造体への影響を最小限に抑えるため、施工範囲や深さ、工具の選定には高度な判断が求められます。英語では「chipping」や「demolition」と訳され、用途に応じて使い分けられます。
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<監修>
-
塩野 良 (しおの まこと)
- ■資格
- 一級建築士、管理建築士
1979年生まれ。一級建築士事務所シオノマコトアーキテクツ代表。東洋大学工学部建築学科卒業後、総合建築設計事務所にて教育施設・福祉施設・住宅・店舗・オフィスビル・機械製作工場など、幅広い用途の建築設計・監理業務に携わる。
現在は医薬、飲料・食品プラントエンジニアリング会社にて、建築設計から施工管理までを担当し、全国各地の様々な工場立ち上げに関与。
実務経験を通じて、機能性を重視した意匠性の高い空間づくりを追求している。個人事務所では、これまでの経験を活かした執筆活動から、住宅設計やリノベーション、移動式住宅の設計、工場敷地の遵法化調査・是正提案なども手がけ、クライアントの多様なニーズに寄り添った提案を心がけている。
人と環境にやさしい建築を目指し、ユーザーの視点を大切にした設計を信条としている。ユーザーの日々の暮らしに寄り添い、喜んでもらえる建物をつくることが、建築士としての喜びであり原動力となっている。