建築用語集

ジャンカ

ジャンカとは、コンクリート工事で発生する施工不良の一種です。砂利などの骨材が一部に多く集まったことで、セメントペーストが十分に行き渡らず、すき間や空洞ができた状態を指します。

表面がザラつき、石が露出するのが特徴です。主に型枠内へのコンクリートの流し込み不足や、締め固め(バイブレーション)が不適切な場合に発生します。ジャンカができると強度不足や水の侵入による劣化の原因となり、補修が必要になることがあります。ジャンカの防止には、コンクリートを適切な配合で練る、型枠内に均等に流し込む、バイブレーターで丁寧に締め固めることが重要です。あわせて、経験豊富な職人による確実な施工管理も求められます。

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者