建築用語集

真壁造り

真壁造り

真壁作り(しんかべづくり)とは、柱や梁などの構造材をあえて壁の表面に見せる日本の伝統的な建築様式です。和室によく見られ、柱と柱の間に土壁や板をはめ込むのが特徴。古民家や茶室では、木の柱が見えて趣のある空間を演出しています。
素材の風合いや木のぬくもりを楽しめる反面、断熱性や気密性では不利になることもあります。現代ではデザイン性を重視して一部に取り入れることも。真壁に対して柱を壁の中に隠す「大壁(おおかべ)」という作り方もあり、用途や雰囲気に応じて使い分けます。日本の伝統美を感じられる建築スタイルです。

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<監修>

  • 今西 千登瀬

    有資格
    2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者