建築用語集

エレベーターシャフト

エレベーターシャフト

エレベーターシャフト(昇降路)とは、建物内でエレベーターが上下に移動するための垂直な空間であり、鉄筋コンクリートや鉄骨で囲まれた“縦穴”のような構造をしています。エレベーターの安全運転を支える重要な部分であり、防火壁や防火扉、落下防止装置の設置が義務づけられています。

たとえば、15階建てのマンションでは全階を貫くようにシャフトが設けられ、工場でエレベーター本体と一体化したシャフトを製作し、現場に据え付ける施工法もあります。これにより、工期の短縮や施工精度の向上が期待でき、安全性や耐震性も高まります。さらに、設計段階でシャフトの位置や寸法を明確にしておくことで、機械室や電気設備との取り合いもスムーズになります。

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<監修>

  • 今西 千登瀬 (いまにし ちとせ)

    ■資格
    宅地建物取引士、2級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、賃貸管理業務主任者、ライフオーガナイザー1級、リビングスタイリスト1級、ホームステージャー2級、他多数。

    1979年、東京都出身。東京ファンライフ不動産 代表。

    大学時代に空間デザインを学び、大手建材メーカーにて住まいのコンサルタントを経験。
    その後、不動産仲介・住空間提案に携わり、現在は「子育て住空間コンサルタント」として活動。
    これまでに手がけた住宅提案は 1万件以上 にのぼり、豊富な経験をもとに一人ひとりに合った住まいと暮らしを提案している。

    住生活全般をカバーする幅広い専門性を強みに、快適で美しく、ライフスタイルに寄り添った住空間づくりを行っている。

    また、SNSやコラム、YouTubeなどを通じて40代女性に向けた「からだ・心・地球にやさしい暮らし」を発信。美容・睡眠・セルフケアといったテーマも融合し、より心地よく軽やかに暮らせるライフスタイルを提案している。