建築用語集

畦畔

畦畔

畦畔(けいはん)とは、田んぼや畑の周りに設けられた小さな土手のことです。水をせき止めて田畑に水を引いたり、隣の農地と区画を分けたりする役割があります。郊外の農地に隣接する土地に家を建てようとした際、土地の境界に畦畔が設けられている場合があります。畦畔は水利や農地管理の面で大切な構造物とされているため、勝手に壊したり移動したり整地することはできません。撤去・変更するには許可が必要で、水の流れや隣接農地に影響が生じる可能性もあります。
土地購入時には畦畔の有無や位置を必ず確認し、造成や建築計画の前に専門家に相談することが大切です。特に農地転用を伴う場合は、行政の許可が必要になるケースもあります。

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<監修>

  • 今西 千登瀬 (いまにし ちとせ)

    ■資格
    宅地建物取引士、2級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、賃貸管理業務主任者、ライフオーガナイザー1級、リビングスタイリスト1級、ホームステージャー2級、他多数。

    1979年、東京都出身。東京ファンライフ不動産 代表。

    大学時代に空間デザインを学び、大手建材メーカーにて住まいのコンサルタントを経験。
    その後、不動産仲介・住空間提案に携わり、現在は「子育て住空間コンサルタント」として活動。
    これまでに手がけた住宅提案は 1万件以上 にのぼり、豊富な経験をもとに一人ひとりに合った住まいと暮らしを提案している。

    住生活全般をカバーする幅広い専門性を強みに、快適で美しく、ライフスタイルに寄り添った住空間づくりを行っている。

    また、SNSやコラム、YouTubeなどを通じて40代女性に向けた「からだ・心・地球にやさしい暮らし」を発信。美容・睡眠・セルフケアといったテーマも融合し、より心地よく軽やかに暮らせるライフスタイルを提案している。