建築用語集
散りじゃくり
散りじゃくりとは、塗り壁と柱や額縁、回り縁、畳寄せなどの木部が接する部分に設ける溝を指し、仕上げ材のわずかな端を内側に控えさせる伝統的な技法です。壁や木材は乾燥や収縮、温度や湿度の変化によって、わずかに動くため、直接接触することで隙間やひび割れが生じやすくなります。そのため、柱に溝を掘り、塗り壁の端を収めることで、微細な動きによる隙間を目立たなくし、壁と柱の境界線を美しく際立たせます。
特に和室や左官仕上げの空間で用いられ、日本建築ならではの繊細な美意識と職人技が光ります。高度な技術によって、単なる「隙間」ではなく、素材の自然な動きを見越した「美しく保つための空間」としての役割を果たしています。
工法・構造に関する用語
- 雲筋交い
- 散りじゃくり
- 枕梁
- 臥梁
- 蛇腹
- エキスパンション ジョイント
- 真壁造り
- エレベーターシャフト
- 帯筋
- ウェブフランジ
- 浮造り
- クルドサック
- 水切り建築
- 腕木
- 畦畔
- オスメス
- 町家
- 欄間
- 石膏ボード
- クローゼット
- ウォークインクローゼット
- プレハブ
- 柱
- 巾木
- 梁
- 縁側
- 養生
- 天井
- 足場
- 鴨居
- rc造
- 床
- 木目
- 雨樋
- パラペット
- 合板
- 瓦
- 集成材
- 合掌造り
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- 書院造り
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- 壁式構造
- 木造軸組工法
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- 置き床
- 茅葺
- 耐震構造
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- 継手
- プレカット
- 耐火建築物
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<監修>
-
今西 千登瀬
- 有資格
- 2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・インテリアコーディネーター・不動産キャリアパーソン・リビングスタイリスト1級・住宅ローンアドバイザー・賃貸住宅管理業務管理者