引戸のお手入れ、こんなときは?
【引戸 各部名称】

扉と枠がこすれたり、扉と扉がこすれている。
扉の上の上部ガイドと、扉の下の戸車で調整してください。

扉と枠、扉と扉のこすれる部分を確認してください。
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真ん中がこすれる場合
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下の部分がこすれる場合
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上の部分がこすれる場合

上図のような状態の場合、○印のついた箇所の上部ガイドおよび戸車を→の方向に調整してください。
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【上部ガイドの調整方法】
※調整可能範囲4mm
時計回りに回すと扉が右に移動します。
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【戸車の調整方法】
※調整可能範囲4mm
時計回りに回すと扉が右に移動します。
扉がぴたりと閉まらない。
扉と縦方向の枠にすき間があるので、戸車の上下を調整してください。
下図のような状態の場合、○印のついた箇所の戸車を矢印→の方向に調整してください。
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下の部分にすき間ができる場合
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上の部分にすき間ができる場合
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【戸車の上下調整方法】
反時計回りに回すと扉が下に下がります。
扉を調整した後に扉を開閉してスムーズに開閉できる事を確認してください。
扉を上げすぎや下げすぎた場合はスムーズに開閉できなくなる場合があり、上下のレールにキズがつく可能性があります。
扉の動きが悪くなったときは。
引戸をはずし、戸車やレールにこびりついているゴミを除去してください。
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【扉のはずし方】
通常のフスマを取りはずす様に引戸を取りはずします。
- ①引戸の両端を、しっかり持ちます。
- ②上に突き上げます。
- ③下側を手前に引き、戸車を下レールからはずします。
- ④斜めになった状態で上の戸車(上部ガイド)を上レールからはずします。
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【ゴミの除去方法】
布や歯ブラシ等でゴミを除去してください。
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【扉の取り付け方】
取り外した逆の方法で引戸を取り付けてください。
ドアを取りはずす時は、指はさみに注意し、しっかり保持してください。
周囲に小さい子供がいないか、確認してください。
扉の転倒を防ぐ為に作業は2人で行ってください。
扉がはずしにくいときは。
戸車を調整して、扉を下げるとはずしやすくなります。
※扉のはずし方は上記Q.9をご覧ください。
【戸車の調整方法】
反時計回りに回すと扉が下に下がります。
トイレや洗面所の鍵が中からかかってしまった。
室内側の錠を操作することで開錠できます。
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引手一体式の場合
ボールペンの先などを使って矢印の部分を上に動かす事により室外から開錠できます。
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引手分離式の場合
10円玉等を用いて錠の部分の溝をタテ向きに回転させると室外から開錠できます。
ラクラクローズ引戸を閉めると扉が跳ね上がるときは。
上枠にある作動ピンブロックの調整(ブロックを下げる)で跳ね上がりをおさえることができます。
作動ピンブロックを下げすぎるとラクラクローズ機能が正常に作動しなくなります。
ラクラクローズが機能せず、扉が勢いよく枠とぶつかる。
戸車を上調整してください。
扉上端と鴨居のクリアランスが大きく、ラクラクローズ金具のフックが作動ピンを空振りしている可能性がありあます。
-
【戸車の上調整方法】
戸車を上調整して、扉上端から鴨居まで4~5.5mmになるようにしてください。
※引戸の各部名称は【引戸 各部名称】をご覧ください。
ラクラクローズが機能するが、扉が最後まで引き込まれない。
扉の下端が床と擦っている場合
戸車で扉を上調整してください。
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扉の下端が床と擦っています。
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【戸車の上調整方法】
時計回りにまわすと扉が上に上がります。
扉と床が擦らないように、戸車で扉を上調整してください。
作動ピンの側面が扉と擦っている場合
ラクラクローズ金具を前後調整してください。
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作動ピンの側面が扉と擦っています。
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【ラクラクローズ金具の前後調整方法】
時計回りに回すと扉が左に移動します。
扉と作動ピンが擦らないように、ラクラクローズ金具の前後調整で、擦らないように調整してください。
ストッパーのキャッチ力が弱い(強い)ときは。
ラクラクローズ機能無しの場合
扉の上の上部ガイドでストップレールの効き具合を調整できます。
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反時計回りに回すとストップレールの効きが弱くなります。
時計回りに回すとストップレールの効きが強くなります。
ラクラクローズ機能付引戸の場合(2014年6月以前)
上枠の戸尻ブレーキでブレーキ力の強弱調整ができます。
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ブレーキ調整つまみを
【強】方向にスライドさせるとブレーキの効きが強くなります。【弱】方向にスライドさせるとブレーキの効きが弱くなります。
戸先側のラクラクローズ機構には調整機能はありません。
安全にご使用いただくために・・・
お年寄りやお子様には特にご注意ください。
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FAQ・お問合せ
- よくある質問
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- 一般住宅の室内ドアで、車椅子が通るのにどれぐらいの有効開口寸法が必要ですか。
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車イスのサイズは一般的に550~700mm、人が乗った際の肘の張り出し等を考慮すると750~800mm以上の有効開口幅がお勧めです。
- ドアや引戸の品番に含まれる開き方向を示すR・Lは、どちらを選べばいいですか。
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片開きドアの場合、手前に引いて開けるとき、右側の枠に扉が吊ってあれば右開き(右吊元)なので「R」、左であれば左開き(左吊元)なので「L」になります。
引戸の片引きの場合、控え壁がある側に立って、右側に開口部があれば右引きなので「R」、左であれば左引きなので「L」になります。 - 片開きドアの扉が枠に当たる。扉が床をこすっている。
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扉の傾きは、「調整丁番」の調整ネジを回して左右・上下・前後を調整してください。
- ハンドルを回してもラッチが動かない。 ハンドルが垂れ下がる。
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ラッチが破損しています。レバーハンドルを取りはずし、ラッチを交換してください。
ラッチ部品(箱錠・チューブラ錠)は、DAIKENパーツショップにてご購入いただけます。
※ご自身での交換が難しい場合には、最寄の工務店・工事店にご相談ください。 - 引戸扉の動きが悪くなったときは?
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引戸扉をはずし、下車やレールについているゴミを除去してください。また、戸車を調整することで改善する場合もあります。それでも不具合が解消されない場合は、下車の交換をご検討ください。
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