ダイケンリフォームマガジン
おしゃれな部屋を演出する室内ドアの選び方 ドアの素材や色、デザイン、ハンドルなどにもこだわる!

おしゃれな部屋を演出する室内ドアの選び方 ドアの素材や色、デザイン、ハンドルなどにもこだわる!

※掲載している画像は、記事の内容をわかりやすくするイメージであり、実在する製品や実現するものとは異なる場合があります。



本にも“扉”と呼ばれるページがあるように、扉やドアは新しい世界や物語への入口を表す言葉としてよく使われます。家の新築や全面リフォームだけでなく、ドアだけを新しくするプチリフォームでも部屋の印象は大きく変わることをご存じでしょうか。

今回は、より快適でおしゃれな空間づくりに大切な室内ドアの選び方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

室内ドアの選び方で暮らしやすさが変化

DAIKEN REFORM MAGAZINE

ドアや扉は、建物や部屋の出入口に取り付ける仕切りの1つで“建具(たてぐ)”とも呼ばれています。建具というのはや戸、障子など、開閉機能がある可動式の仕切りの総称です。建具には多くの種類があり、中でも“ドア(扉)”は新しいことや素敵なことを期待させるときの比喩に使われます。こうしたことから、ドアは住まいを構成するパーツの中でも少し特別なものといえそうです。
実際に住まいのデザインをするとき、ドアは空間のアクセントになります。また、ドアの機能や設置の仕方によっては暮らしの快適性も違ってくるでしょう。家を新築したりリフォームしたりするときに、機能性やデザインの面でどのようなドアを選ぶかは大切なポイントです。
DAIKENの室内ドアには多彩なデザインと色柄のバリエーションが揃っています。リビングにぴったりなおしゃれで機能的なドアがきっと見つかるでしょう。

室内ドアを設置する際、あらかじめ決めておきたい点に、扉の開閉方法があります。扉を設置したい場所の前後に余裕があるなら“開き戸”、左右に余裕があるなら“引き戸”“吊り戸”を検討してみてください。

素材やハンドル、機能性も重要! 室内ドア選びのポイント

DAIKEN REFORM MAGAZINE

室内ドアを選ぶ際は、開閉方法のほかに素材の違いやデザイン、機能性など、知っておきたいポイントがいくつかあります。これらを事前に知っておくと自宅の雰囲気に合ったドア選びがよりスムーズになるでしょう。

●ドアの素材

ドアには様々な素材があって質感や肌触りも異なり、機能性やメンテナンス性にも違いが現れます。
インテリアとの相性や求める機能性を満たしているかなどを考えて素材を選んでみましょう。

・木製
無垢材や化粧シート仕上げなどがあり、あたたかみやナチュラル感が楽しめます。化粧シート仕上げは傷が付きにくく、お手入れしやすいものが多いうえに色柄も豊富で、インテリアテイストに合わせて選択できます。

・金属製
アルミやスチール、ステンレスなどがあり、素材によって特性は異なりますが、いずれも汚れに強く、耐久性にもすぐれています。
一般的に木製ドアなどと比べて燃えにくい性質を持つものが多く、防火設備として認定されている製品は玄関や屋外のドアに適しています。ただし、金属製のドアがすべて防火設備としての認定を受けているわけではありません。

・ガラス・アクリル製
ガラスやアクリル製のドアは採光性にすぐれているので、開放的で明るい空間をつくる際に向いています。デザインもクリアタイプからミスト調タイプ、柄のあるタイプまで種類も豊富です。
お部屋を明るくしたい方におすすめです。

●ドアハンドル

小さいながらもおしゃれな印象を演出できるドアハンドルにも注目してみましょう。使い勝手を左右するだけでなく、装飾的要素もあるのでディテールにこだわると、より洗練されたインテリアに仕上げられます。

・レバーハンドル

DAIKEN REFORM MAGAZINE

レバーを軽く押し下げるだけで開閉できる一般的なドアハンドルです。開閉がしやすく小さなお子様からご年配の方まで幅広く使用できます。デザインも豊富なのでインテリアテイストに合わせてお選びいただけます。

・握り玉
握って回すタイプのいわゆる“ドアノブ”です。シンプルな構造で比較的安価ですが、両手がふさがっているときや、握力が弱い方は扱いにくく感じるでしょう。

・プッシュプルハンドル
押す、もしくは引くことでドアを開閉できるハンドルです。バータイプのハンドルはお子様やご年配の方にも扱いやすく、見た目もスッキリとしているので、スタイリッシュな印象を与えます。

・サムラッチハンドル
親指でスイッチを押しながら開閉するハンドルです。経年劣化によって交換しようとしても廃番になっていることが多く、現在では取り扱うメーカーも少なくなっています。

・引手・取っ手

DAIKEN REFORM MAGAZINE

“引手”というのは左右にスライドする引き戸に手を掛ける部分のことで、“取っ手”は開き戸形式に用いられる出っ張った形状のハンドルを指します。木製や金属製のものなどがあり、様々なデザインがあります。

・握りバー

DAIKEN REFORM MAGAZINE

引き戸に取り付けるバー状のハンドルです。軽い力で開閉できて引手より握りやすいので、取り付ける位置を調整すると背の低いお子様や手に力が入りにくいご年配の方、車椅子の方にも扱いやすいでしょう。

●ドアサイズ

ドアには各メーカーで標準規格サイズが設けられており、高さや幅をオーダーできるドアもあります。
高さや幅があるドアは開放感や高級感を演出してくれるだけでなく、体の大きな方や車椅子で移動する方にも使いやすいものとなります。住む方のライフスタイルに合わせてドアのサイズを選ぶと快適性もより高まるでしょう。

・両開きドア
左右に同じサイズの扉を設けた開き戸です。開口部が大きく開放的なので、重厚感や高級感を演出できます。
間口を広く取る必要があるため、ある程度のスペースが必要です。

・親子ドア

DAIKEN REFORM MAGAZINE

大小の扉を組み合わせた両開きドアの1つで、玄関やリビングのドアとしても使われます。荷物の搬入時や車椅子が通れるスペースを確保するときなどに子扉を開いて開口部を広くできるのが最大のメリットです。
お客様を迎え入れる応接室などに使うと豪華さを強調できるでしょう。

・引き戸

DAIKEN REFORM MAGAZINE

横にスライドする引き戸は場所を取らないので、空間を有効活用したいときに最適です。扉1枚分を袖壁に納める“片引き戸”、左右どちらからも出入りできる“引き違い戸”、2枚の扉を左右の袖壁に納める“引分け戸”など、開口部のスペースに合わせて種類を選べます。

●機能性

室内ドアには防音性や採光、お手入れのしやすさなど、様々な機能を持つものが揃っています。介護や育児、リモートワーク、趣味など、ライフスタイルに合わせて快適性を高めることのできるドアを探してみましょう。

・遮音機能のあるドア
生活音などの音に対しての配慮がされているドアは、自宅でリモートワークをする方や子育て中のご家庭、趣味を楽しみたい方などに最適です。
生活音の音漏れに対処するものから、楽器演奏や音楽鑑賞、映画を気兼ねなく楽しむ本格的な防音ルームまで、用途にあった性能のドアを選びましょう。

・ソフトクローズドア
閉まる直前にブレーキがかかり、衝突や跳ね返りを防止するドアです。強風時にもドアがバタンと閉まることを防ぎ、突然の音に驚かされずに過ごせます。

・抗菌・抗ウイルス機能ドア
特定の細菌やウイルスに対し、抗菌や抗ウイルス機能を持ったドアです。清潔な空間づくりをサポートします。

・採光部付きドア
「光を採り入れたい」「プライバシーを尊重しながら家族の気配を感じたい」という方には、採光部のあるドアがおすすめです。クリアタイプやミスト調、模様入りなど、インテリア性の高いデザインも豊富なので、お好みのものを探してみましょう。

・ペットが行き来できるくぐり戸付きドア

DAIKEN REFORM MAGAZINE

ペットと暮らしている方におすすめしたいのが、下部に小さなくぐり戸が付いたペットドアです。ペットが自由に行き来できるくぐり戸は、体を傷付けないようやわらかい素材でできているものを選びましょう。マグネットのストッパーが付いているタイプは、ペットが通らないときはくぐり戸が閉まるので、冷暖房の効率低下を防ぐこともできます。
また、外への飛び出しを制限するロック機能付きのものを選べばペットの安全をより高められます。

●ドアのカラー・デザイン

ドアの色は基本的にや壁の色と合わせると、インテリアの全体的な統一感が生まれます。
色のバリエーションが豊富なので、選ぶ際には悩んでしまいがちですが、インテリアテイストになじませる、あるいはドアの色をアクセントカラーにしてもよいでしょう。

デザインの点では扉の表面がフラットなものほどシンプルでモダンな印象になり、曲線の柄や装飾の入ったものはエレガントな印象や高級感を演出できます。

よりわかりやすく、DAIKEN製品を例にご紹介していきましょう。

お部屋のアクセント 室内ドアはどう選ぶ?

開閉の向きなどが決まったら、壁紙や床材、家具とのコーディネートも考えておしゃれなドアを選びたいですね。DAIKENが2025年6月23日に発売した『ieria(イエリア)リビングドア』シリーズのラインアップは豊富なカラーとデザインで構成されています。

ここではDAIKENが提案する6つのインテリアテイストと、それらにマッチするドアをご紹介しますので、ドア選びの参考にしてみてください。

●NATURAL(ナチュラル)

DAIKEN REFORM MAGAZINE

NATURALはシンプルな内装に自然の風合いが映えるインテリアテイストです。あたたかみのある木目デザインの『ieria(イエリア)リビングドア 片開きドア L9デザイン』<コットンベージュ柄>などがおすすめです。

●JAPANESQUE(ジャパネスク)

DAIKEN REFORM MAGAZINE

JAPANESQUEは洗練されたモダン空間をベースに、和のデザイン要素を繊細にアレンジしたインテリアテイストです。ドアには和モダンの定番である木のぬくもりを活かした『ieria(イエリア)リビングドア 片開きドア 6Pデザイン』<ミルベージュ柄>をセレクトしています。

●COUNTRY(カントリー)

DAIKEN REFORM MAGAZINE

COUNTRYは素朴でナチュラルな空間にカントリーテイストのさわやかな風合いをプラスしたインテリアテイストです。木の質感とアースカラーで構成された目にも心にもやさしい空間には、『ieria(イエリア)リビングドア 片開きドア 1Sデザイン』<ネオホワイト柄>などが調和します。

●VINTAGE(ヴィンテージ)

DAIKEN REFORM MAGAZINE

VINTAGEは年月を経た風合いを、モダンなデザインでアレンジし素材感をミックスしたインテリアテイストです。ダーク系の『ieria(イエリア)リビングドア 片開きドア M5デザイン』<ダルブラウン柄>を合わせると格調高い空間をより引き立ててくれます。

●CHIC(シック)

DAIKEN REFORM MAGAZINE

CHICは落ち着いたモダン空間に、グレイッシュカラーや曲線基調の柔らかさで気品をプラスしたインテリアテイストです。天井高まで広がるハイドア仕様の『ieria(イエリア)リビングドア 二方枠ドア 00デザイン』<スロウベージュ柄>で空間にアクセントを加えています。

●SIMPLE(シンプル)

DAIKEN REFORM MAGAZINE

SIMPLEはシャープなモノトーンの空間にやさしいカラーや素材感で心地良さを演出するインテリアテイストです。ニュートラルカラーでまとめた空間にはスタイリッシュなデザインの『ieria(イエリア)リビングドア 片開きドア L9デザイン』<パウダーホワイト柄>がマッチします。

『ieria(イエリア)』シリーズの色柄には、“スタンダード”と“セレクト”の2グレードがあり、『イエリア スタンダード』は8カラー×41デザイン、『イエリア セレクト』は11カラー(木目柄7・素材柄4)×21デザインの組み合わせで、お好みのドアをお選びいただけます。

・『イエリア スタンダード』(8カラー×41デザイン)

DAIKEN REFORM MAGAZINE

・『イエリア セレクト』(11カラー×21デザイン)

DAIKEN REFORM MAGAZINE

『ieria(イエリア)リビングドア』は、多彩なカラー×デザインから選べますので、「ちょっと特別な色のドアにしたい」といった要望にもお応えします。
色で決めたい、という方は、ホワイト系、ライト系、グレー系、ミディアム系、ダーク系、ブラック系の6つから、お好みのドアをセレクトしてみてはいかがでしょうか。

近年はリビングもシンプルな雰囲気が好まれる傾向にあります。白やベージュなどの淡い色合いや、自然な光沢のある木目調を使ったナチュラルテイストの部屋にしたいなら、ホワイト系・ライト系の部屋づくりがおすすめです。

洗練されたモダンな雰囲気やトレンド感を楽しみたい、上質なレトロテイストを演出したいという方は、グレー系・ミディアム系の部屋づくりを検討してみましょう。ドアは落ち着きのある『ieria(イエリア)リビングドア 片開きドア 2Pデザイン』<ソフトグレージュ柄>や、木の魅力を穏やかな色合いで表現した『ieria(イエリア)リビングドア 片開きドア 2Pデザイン』<トープグレー柄>などが空間にマッチしやすいでしょう。

落ち着きのある雰囲気でラグジュアリー感を出したい、スタイリッシュで格調高い空間をお求めなら、ダーク系・ブラック系の部屋づくりはいかがでしょうか。

このように理想の部屋をイメージして、お好みのドアデザインを選んでみましょう。

DAIKEN REFORM MAGAZINE

光と風も室内ドアのデザイン要素?

ここまで解説してきた内容からデザインと色、素材感がドア選びの大きな要素だということがおわかりいただけたと思いますが、ドア選びのポイントとしてさらに検討したいのが採光と通気です。
特に窓の数が限られているマンションの部屋などでは、廊下や隣の部屋から上手に光を採り入れながら風も通したいですよね。

DAIKENの『ieria(イエリア) リビングドア』のデザインには、光を採り入れるための採光部を設けたタイプも豊富にラインアップされています。採光部は半透明の仕様が標準となっているため、プライバシーに配慮しながら明るさを確保したい方にもおすすめです。また、『ieria(イエリア) リビングドア』には視線を遮りながら風を通す“ガラリ”と呼ばれる通気口を設けたタイプもあります。光や風は快適に暮らすうえでの大切な要素ですが、『ieria(イエリア) リビングドア』では採光部やガラリもスタイリッシュにデザインされていますのでぜひ確認してみてください。

DAIKEN REFORM MAGAZINE

このように多彩なバリエーションが揃った『ieria(イエリア) リビングドア』ですが、多様なニーズに合わせたオーダー対応も可能です。例えば、ご自宅のドアのサイズに合わせたり、開き戸ダンパー(閉まるときの衝撃を抑える装置)や、ドアストッパーをドアに内蔵させたりと、費用はかかりますがご希望をかなえるドアにカスタマイズできます。

室内ドアをリフォームする際は、快適な生活とおしゃれな部屋、両方の視点からドアを選びたいものです。『ieria(イエリア) リビングドア』なら、あなたにとって理想のドアが見つかるかもしれません。こちらからカタログをご覧ください。

DAIKEN ショールーム
https://www.daiken.jp/showroom/
(※)記事掲載時点の情報と、各ショールームの展示製品が異なる場合もございますので、あらかじめ各ショールームにお問い合わせ・ご確認のうえ、ご来館ください。

  • しかまのりこ
  • 監修者

    志鎌のり子(しかまのりこ)
    一般社団法人日本模様替え協会 理事/COLLINO一級建築士事務所代表。

    日本女子大学住居学科卒業、五洋建設でマンション・ビルの設計監理/内装デザインを10年担当。その後、日本ERIにて住宅検査など10年担当、設計・検査・審査した住戸数は延べ5,000件以上にのぼる。現在は部屋を「機能による空間分け」「動線」「収納」の観点から模様替えする独自のメソッドにより、機能的な部屋づくり/仕組みづくりなどを提案。書籍「家具配置のルール」のほかSUUMO、AERAwithKids、建築知識ビルダーズ、住まいの設計など著書多数。

    保有資格:模様替えアドバイザー 一級建築士 建築基準適合判定資格者 住宅性能評価員 建物耐震診断士 フラット35適合証明検査員 など

公開日:2019.09.27 最終更新日:2025.06.23

- おすすめ記事 -

- 人気記事 -

- キーワード -

#間取り #リビング収納 #おしゃれな部屋 #クローゼット #ホテルライク #和モダン #悠々自適 #壁面収納 #壁材 #床材 #天井材 #畳 フローリング #オープンシェルフ #ドア #国産材 #マンションリフォーム #マンションリノベーション #防音リフォーム #和室リフォーム #洗面所リフォーム #部屋リフォーム #キッチンリフォーム #玄関リフォーム #寝室リフォーム #子供部屋リフォーム #バリアフリーリフォーム #床リフォーム #ドアリフォーム #赤ちゃん リビング #耐震 #バーカウンター #大理石 #室内窓 #水回り #勉強部屋 #書斎 #ペット #マンション ペット #犬 フローリング #ねこステップ #ペットドア #床暖房 #掘りごたつ #カウンター #調湿 #消臭 #インテリアテイスト #換気 #トイレ リフォーム #トイレ 床 #階段 #腰壁 #壁 リフォーム #天井 リフォーム